とと姉ちゃん|常子の卒業後の就職や職業は?大橋鎭子はどうだった?
朝ドラ『とと姉ちゃん』では、常子は女学校卒業後は迷わず就職する道を
選ぶことになります。
当時の女学生たちの大半は女学校卒業後に結婚や花嫁修業をしますが、
小橋家の戸主で「とと」である常子は家計を支えるためにできるだけ
収入のいい仕事を探すことになります。
別の記事でも書きましたが、当時の男女間の賃金格差は激しく、
女性は男性の約40%程度の賃金で働いていました。
女性でも男性並みの給与を得られる医者や教師の道もありますが、
そのためには大学を卒業しなければなりません。
女学校卒業程度の資格の常子の就職はどうなるのでしょうか?
どのような職業に就くことになるのでしょうか?
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常子の卒業後の就職や職業は?
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女学校を卒業した常子は、とある会社にタイピストとして就職することになります。
深川女学校のタイピストの推薦枠は既に埋まっていたようですが、
どうやらその後空きが出るらしく、常子はすぐさま担任の東堂に推薦を求めます。
その後、苦労して邦文タイプライターの練習をした甲斐もあって、
常子は晴れて就職試験に合格し、タイピストとして働くことになります。
タイピストはバスガール(ガイド)や電話交換手などと並び職業婦人の代表格で、
しかもその中では比較的給与が高い仕事だったので、当時は女性の
花形的な職業でした。
常子がタイピストとして就職できたことから、次女の鞠子も
女子大に進学することができますので、小橋家にとっては
常子の就職はこの上ない朗報となりますね~
モデルの大橋鎭子はどうだった?
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常子のモデルとなっている大橋鎭子ですが、第六高等女学校を卒業した後は
日本興業銀行に就職しています。
興銀時代の鎭子は調査部に配属され、新聞記事を切り抜いて資料を作成したり、
調査月報の編集を担当していました。
その時に鎭子は活字の大きさやレイアウト、配列などにより文章が読みやすくなったり
読みにくくなることを知るに至ります。
そのためこれらの仕事を通じて鎭子は編集の基礎を学ぶことができ、
後の出版社の設立の際には大いに役立つことになったのです。
結局、女子大に進学(半年で中退)するために興銀はわずか3年で
辞めることになりますが、鎭子にとっては興銀時代に読み物の編集の基礎を学んで、
出版業に興味を持つきっかけを得たのでしょう。
女子大を中退した後は、日本読書新聞社に入社して本格的に編集作業に携わりますが、
興銀時代も貴重な3年間であったようです。
ドラマではこのあたりのエピソードはかなり修正され、
常子はタイピストとして奮闘することになります。
恐らく当時の女性の花形的な職業だったタイピストを描きたかったようですが、
このあたりは大橋鎭子の史実とは大きく違いますね~
ですが人気のタイピストの実情なども描かれるでしょうから、
それはそれで興味深いですね♪
社会人として頑張る常子の姿にも期待です!!
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